帰ってきた…東京から来た放置子

放置子母・マキに冷たい言葉をぶつけられ、困惑する放置子たち。見かねたそうすけは「公園に行きたいので母・嫁子に付き添ってほしい」と自然な形で提案する。安堵するのもつかの間、放置子母・マキが意外な一言をつぶやき、周囲を困惑させるのだった。

憎しみをぶつけてくる放置子母の様子が実母と重なり、トラウマを思い出す嫁子。しかし、「気にしてないから大丈夫」とその場を取り繕う。親族同士の和気あいあいとした団らんのひと時に、放置子に向かって放置子母は冷たい言葉を放つのだった。

お受験に失敗した放置子・ツバキがいるにも関わらず、そうすけにお受験を勧める親戚。嫁子は懸命にお受験はしないと訴えるも、放置子母・マキの怒りが嫁子に集中する。大卒ではなく、専門学校卒の嫁子に「底辺」という言葉をぶつけるのだった。

嫁子に対してマウントを取り始め、ブランド自慢をする放置子の母。驚愕する嫁子に向かって、自分勝手な育児論を語り始める。子ども達の心中を思い、嫁子は怒りを隠せない。言い返そうと顔を上げる嫁子の怒りを鎮めたのは、予想外の人物だった。

数カ月ぶりに再会した放置子に起きていたのは、明らかな異常事態だった。放置子から息子・そうすけに語られたのは、悲しくも辛い事実だった…。同じ子どもでありながら、家庭環境のあまりの違いに、息子・そうすけは憤りを隠せない。

数カ月ぶりに、放置子たちと再会したマダム嫁子・そうすけ親子。放置子の幸せを願って別れたはずだが、その状況は明らかに悪化していた。そんな放置子の唯一の心の支えは、週末しか家にいない父親の存在だった。放置子家族の関係に再構築の兆しはあるのか…？

お受験に失敗した放置子は、懸命に「いい子」であろうと振舞っていた。痛々しい放置子の様子を見て、かつての苦い記憶を思い出す嫁子。そして、親戚は無神経な言葉で放置子の心の傷を抉る。嫁子は必死にフォローするも、一人静かに怒りを抱える人物が…。

放置子が訪れたあの夏から数カ月。親戚の集まりで放置子一家と再会することになり、再会の喜びに胸を弾ませる母・マダム嫁子と息子・そうすけ。しかし、数カ月の間に放置子の置かれている状況は激変し、異変が生じていることを知る。