まさかうちの子が⁉1歳の家庭内事故③

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嫁子
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10歳長男、1歳双子、0歳年子末娘のワンオペ4人育児に日々奮闘する看護師ママのマダム嫁子です。

子どもの頭部外傷!どう対応する?

前回までのお話で、転倒した双子姉・あねぴが前額部(おでこ)怪我してしまい、受診を決めたものの、かかりつけの小児科では対応しきれないため、受診できず…という部分までご紹介しました。

「え、それじゃあどうすればいいの?」となりますよね。

ズバリ、「大きな専門の病院にかかる」の一択です。

実は意外に多い、転倒・転落による頭部外傷。

通常であれば「何かあればかかりつけの小児科に行けばいい」という考えがあるかと思います。

しかし、町医者・クリニックというのは、血液検査一つにとっても設備の差があるのはあまり知られていない事実です。

(血液検査の検体を外部委託していれば検査結果を得るまで日にちがかかりますが、院内検査が可能であれば即日結果を得ることができます。)

加えて、頭部外傷となれば、専門は脳神経外科で、MRIやCT検査が必要なので、当然そういった設備を備えていなければなりません。

また、小児でも診られる医者でなければならないのです。

月齢・年齢が低ければ低いほど、専門外であるとして門戸は狭くなる傾向にあります。

つまり、「頭部外傷に対応した設備があり、小児の専門医がいる病院へGO!」です。

しかしながら、前回お伝えした通り、何でもかんでも病院受診すればいいというわけではなく、適切な「救急搬送」「緊急受診」「通常の外来受診」「自宅で様子見」を使い分ける必要があります。

子どもの頭部外傷!緊急度や症状は?

基本的には慎重に経過を観察し、医療機関を受診すべきか判断します。

ぶつけた直後はなんともなくても、あとから症状が出現する可能性もあるので、24~48時間は様子をよく見てあげた方が良いです。

医療機関の受診が必要な症状は

  • 意識がはっきりしない、呼びかけに反応がない
  • 活気がなく、ぐったりしている
  • 顔色不良、顔面蒼白
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • ミルクの飲みが不良(乳児の場合)
  • 呼吸苦、不規則でおかしい呼吸
  • ぶつけた部分が陥没している
  • 目の周りに黒いあざができている、耳や鼻から血液や水っぽい液体が漏出してくる
  • 歩行が困難である

俗によく言いう、「たんこぶができていれば安心」は迷信です。

そんなことはありません。

腫れの裏側に骨折や頭内出血など隠れている場合もありますので、腫れがひどい場合(2歳未満で3センチ目安)は受診すべきです。

頭部外傷の種類

骨折

骨折と言っても、様々な種類があり、場所によっては出血を伴うことがあり、緊急度や重症度も異なります。

単純な骨折であれば、1週間ほど入院してCT検査で出血の有無など経過を観察していきます。

一方で頭がへこんでしまう陥没骨折や複雑骨折では、場合によってはOPEが必要になります。

ぱんだのような目の周りにあざができたり、耳の後ろにあざがあるような場合は頭の中で出血している恐れがあるので緊急度が高いです。

脳震盪

激しく脳が揺さぶられたことによる一時的な脳の機能障害です。

6時間以内の意識消失を起こします。

後遺症はなく、CTやMRIでの異常所見は認められないものです。

脳挫傷

頭部に強い衝撃が加わったことによる脳の損傷です。

出血や脳挫傷部および周囲に浮腫みにより、頭蓋内圧が高まるため、激しい頭痛、嘔吐、意識障害が出現します。

半身の麻痺・感覚障害、言語障害、痙攣など起こる場合もあります。

多量の血種や重度の脳浮腫により脳ヘルニアに進行すると、呼吸障害などを起こし、死に至ります

一度損傷した脳の機能回復は難しいとされ、予後不良例です。

血種

血種は部位によって名称・症状が異なります

慢性硬膜下血腫:

受傷直後ではなく、長期にわたって血種が溜まる

急性硬膜外血種

頭蓋骨の骨折により、頭蓋骨に接する硬膜上の血管を損傷したことに端する。

受傷直後は無症状もしくは短時間の意識消失を起こしすぐに回復する。

数時間のうちに急激に意識障害が出現・増悪する。

治療成績は良好だが、脳損傷を伴う場合治療成績が不良。

急性硬膜下血種

脳の表面の血管の損傷が原因。脳挫傷を伴うこともある。

意識障害、半身麻痺、瞳孔不全(片方の瞳孔が開いてしまう)など重症

治療成績が不良で後遺症が残ることもある(記憶障害、高次機能障害、運動麻痺)。

脳腫脹を伴う場合、死に至る可能性が高い

外傷性くも膜下血種

受傷直後から頭痛、嘔吐、意識障害を伴う。

脳挫傷を伴った場合、半身麻痺、半身の感覚障害、痙攣、意識障害、高次機能障害の後遺症が残る。

出血が少量でも、脳幹が損傷を受けると死に至る

一刻も早く受診したい!看護師ママの本音…

緊急度が高くない、状況はそこまで逼迫していないのは看護師経験上分かりました。

しかし、目には見えない何かが起きている可能性も否定できないのは事実。

できるだけ早く受診したいというのが本音でした。

藁をもすがる思いで、子ども病院に電話を掛けたのでした。

本来、医療というのは地域連携が基本です。

緊急度が高い・重症である患者さんが大病院にスムーズに受診・入院できるように、まずはかかりつけの病院を受診し、必要時紹介状を書いてもらって大病院を受診するというのが本来の流れ。

この紹介状がない場合、定額負担といって初診時5000円以上、再診時2500円以上を自己負担しなければならないと厚生労働省が定めています。

定額負担が発生することにより、安易に大病院を受診しようとする人を減らすためです。

我が家はその流れをすっ飛ばしているイレギュラーとも言えました。

正直、家計を担う主婦からすれば6000円は安くはない額です。

もしかしたら、小児科で紹介状を書いてもらってから受診すればいいのに大袈裟な…と思う人もいるかもしれません。

しかし、その支払いを渋ってしまったばかりにもしものことが起きたら…?

そう思うくらいに、おでこの腫れは酷いものでした。

ここで安易な判断をすれば、私たち家族は一生後悔するに違いないのです。

そんな考えが頭をよぎり、子ども病院の親切な対応に感謝して受診を決意するのでした。

旦那氏:受け入れてもらえてよかったよね。なんとも有難い…。

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嫁子
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正直、受診拒否も想定していたから、機転を利かせてくれた交換手やお医者さんには感謝だよね。

コメント

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